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ロシア集合住宅

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ロシア集合住宅

ロシア都市部での集合住宅の大量供給に向けたプロトタイプの計画。
9階・17階・25階の標準設計による計画が求められた。

建物をキューブに近いヴォリュームに分割し、上下のキューブをズラす様に構成している。ズラすことによって生まれる屋上スペースは内部空間と一体となったスパやフィットネス、カフェ等の居住者のアメニティスペースとなっている。キューブに分割することで、高層建築のスケール感を緩和し、各キューブの上部にできるアメニティスペースは、住棟に表情を与える。

また上下のキューブをズラすために、コアを軸とし、アウトリガーと呼ばれるキャンティレバーの大壁梁でヤジロベーのようにバランスをとる構造を採用している。アウトリガーは平面計画にストレスを与え、ズラすこととあいまって、フロア毎のプランに変化が生まれ、多様な住戸プランが生まれる。

ズラすことにより住棟に変化が生まれ、まちに多様性が生まれる。
多様な居住者が住み、多様な生活が営まれ、まちに個性が生まれる。
そんな集合住宅の計画を目指した。