ABOUT

CONCEPT -ROOTEが大切にしている8つのこと-

風景を創る-shape the scenery-

風景とは、建築と地域の環境、そして人々の営みが折り重なることで生まれます。私たちは、建築自体の造形美を追求することはもちろん、自然環境との調和や、その地が育んできた生活・文化の継承を何より重んじています。建築が周囲の環境や人の営みと美しく結びつくことで、地域に長く愛される「新しい風景」を創り出すことを目指します。

暮らしを楽しむ-cultivate your lifestyle-

光・風・緑といった自然がもたらす心地よさを感じること。住む、働く、余暇を過ごすといった日々の営みの質を高めること。そして、個性や価値観を反映し、自己表現を育む場であること。『衣・食・住』という言葉があるように、お気に入りの服を着たり、美味しい食事を味わったりするのと同じように、心から「暮らしを楽しめる」空間づくりを目指します。

価値を見出す-unearth true value-

建築は、白紙のキャンバスに絵を描く行為ではありません。敷地や環境、そしてお客様との対話の中に隠された手がかりを見出し、最大限に活かすプロセスです。地域の風土や歴史、流れる時間の移ろい。そして何より、対話によって引き出されるクライアントの潜在的な想い。これまで見えなかった真の価値を顕在化させ、想像を超える建築へと昇華させます。

歴史を紡ぐ-leverage history for the future-

古さを単なる「劣化」ではなく、時間の蓄積による「醸成」と捉えます。年月とともに素材の味わいは深まり、植物は育ち、人と街とのつながりもまた深まっていきます。さらに既存の建築や部材には、そこで過ごした人々の想い出や記憶が静かに刻み込まれています。私たちは、その古さが持つ物理的・心理的な価値を見出し、未来へと継承しながら、新たな息吹を吹き込む建築の再生を目指します。

素材-material-

私たちは、空間を構成する「素材」そのものの力にこだわります。木、鉄、コンクリート、石といった、時間とともに味わいが増し、魅力が「醸成」されていく素材を大切にしています。メンテナンスに多少の手間がかかったとしても、それは空間への愛着を育む豊かなプロセスであると考えます。
一方で、予算に応じたコストコントロールも設計における重要な視点です。適材適所で標準的な素材をバランスよく戦略的に組み込みますが、予算を抑えるために既製品をそのまま無造作に当てはめるようなことはしません。緻密なディテールの追求、異素材との美しい組み合わせ、塗装や仕上げの工夫を凝らすことで、あらゆる素材のポテンシャルを引き出し、空間全体の質へと還元できると考えています。

ディテール-detail-

幼少期から、ものづくりが好きで、竹とんぼや竹馬、独楽、木の鉄砲といった遊び道具も自ら作ってきました。このときに手を動かしながら培われた「物の扱い」や「細部に対するこだわり」こそが、私が建築空間を設計し、突き詰めていく上での確固たる基盤となっています。どれほど素晴らしい空間であっても、それを形成するのは一つひとつの物であり、そのディテールの集積にほかなりません。
私たちが追求するディテールは、単なる表面的な美しさの追求にとどまりません。それは日々の使い勝手を高める「機能性」、そして年月を経ても損なわれない「耐久性」へと直結するものです。ディテールが機能と美しさを伴って完結することで、空間全体が魅力的に設えられ、その空間や人々が豊かな時を過ごす場に寄与することを目指しています。

-light-

私自身、明るい空間を好むこともあり、設計においてはまず「自然光」をいかに美しく取り込むかを大切にしています。しかし、近年のように夏の厳しい日射が長く続く環境下では、ただ光を入れるだけではなく、適切に日差しを遮る工夫が欠かせません。深い軒やルーバーで日陰をつくり、直射日光ではなく天空光の柔らかな明かりを取り入れる。あるいは、木漏れ日や木陰がもたらすような、光と影の心地よい関係を建築の中に作り出すことを目指しています。
室内においては、空間に落ち着きや奥行きを生み出す「陰影」の美しさにもこだわります。障子のようなフィルターを用いて光を『拡散』させる、壁や天井に『反射』させる、格子やフィルムで柔らかく『透過』させるなど、建築の構成やディテールによって光の質を変容させ、室内に心地よく情緒のある光を導き入れます。
また、夜を彩る人工照明は、用途に応じた最適な光を設計します。工場やオフィスでは作業性を、店舗やクリニックでは空間を引き立てる演出を。そして住宅や福祉施設といった「人が暮らす場所」では、空間全体を均質に明るくするのではなく、必要な場所に「光だまり」をつくり出します。光と影の美しいコントラストを丁寧に描くことで、日中とは異なる、情緒豊かで安らぎのある空間を設えます。

-green-

私自身、植物が好きで、自宅の屋上では庭木や果樹、茶花を育てており、室内にも多くの観葉植物を散りばめて暮らしています。事務所でも植物たちと共に過ごしていますが、こうした個人的な愛着を差し引いても、植物は建築にとってかけがえのない存在であると確信しています。
工事が大詰めを迎え、外構に緑が添えられた瞬間、風景は見違えるほどに変化し、建物に「生命」が宿ったような深い感動を覚えます。幾何学的な建築に対して、植物の有機的な形態や色彩が、生き生きとした美しいコントラストを与えてくれるからです。それはインテリアにおいても同様で、人工的になりがちな室内空間も、緑が置かれた瞬間に生き生きと息づきはじめ、内部と外部を繋ぐ心地よい開放感が生まれます。
森の中では風景に埋没してしまう木々も、都市の中では際立った鮮やかな緑のコントラストを生み出します。庭先の豊かな植栽から、空間を彩る一つの鉢植え、あるいは一輪挿しに至るまで。私たちは、緑と建築が互いに引き立て合い、豊かな関係性を織りなす空間を目指しています。

PROFILE

一級建築士事務所 ROOTE株式会社 代表取締役 西井 洋介

一級建築士事務所ROOTE代表 西井 洋介

一級建築士事務所ルートは、建築を中心に、様々なデザインを行う設計事務所です。個人住宅・集合住宅・店舗・オフィス・診療所・宿泊施設等の建築設計、既存建築のリニューアル、ランドスケープデザイン、インテリアデザイン、家具デザイン等、幅広く活動を行っています。

【Roote】とは、『根』を意味する【Root】 + 『道』を意味する【Route】という二つの単語の造語で、『クライアントの様々な希望や諸条件を吸収し、建築という幹や葉を育み、 建築や社会に対して未来に向けて新たな道を切り開く』という事務所のスタンスを表しています。

建築を創るためには、クライアントの希望・予算はもとより、法的条件、景観的条件、環境的条件、社会的条件、経済的条件等、数多くの条件をクリアする必要があります。それら諸条件はプロジェクト毎に全く異なり、それらの諸条件に対する解答は無数に存在します。

一級建築士事務所ルートは、クライアントとの対話を繰り返し、イメージを共有し、数多くの条件と併せて、検討・検証を繰り返すことにより、無数にある可能性の中から最適解を導きます。

略歴

1977年
京都府生まれ
1996年
ヴィアトール学園 洛星高等学校 卒業
2001年
京都大学 工学部 建築学科 卒業
2003年
京都大学大学院 工学研究科 建築学専攻 修士課程修了
2003年
(株)遠藤剛生建築設計事務所
2007年
一級建築士事務所 ROOTE設立
2016年
神戸芸術工科大学 非常勤講師
2019年
一級建築士事務所 ROOTE株式会社
2021年
摂南大学非常勤講師

AWARDS

受賞歴

2002年
MISAWA LIFE DESIGN AWARD 2001 佳作
2002年
第21回総合報道賞 佳作
2004年
住まいのインテリアコーディネーションコンテスト 2004 奨励賞
2005年
総合報道OOH賞2005 佳作
2008年
第2回トステム設計コンテスト 佳作
2012年
第46回SDA賞 入選
2014年
第26回福岡県まちづくり建築賞 優秀賞
2014年
第46回SDA賞 入選
2014年
JCDデザインアワード2014 100選
2015年
京都デザイン賞2015 入選
2016年
第9回「建築九州賞(作品賞)」 優秀賞
2016年
NICHIHA SIDING AWARD 2016 入選
2016年
第12回「倉敷市建築文化賞」 奨励賞
2018年
平成29年度 大阪のまち魅力アップ リノベーションコンクール 特別賞
2018年
第10回JA中国建築大賞2018 優秀賞
2021年
「大阪府内産木材利用促進モデル整備等業務」プロポーザル最優秀賞
2022年
「国産木材を活用した大阪市鶴見区役所庁舎整備業務」プロポーザル最優秀賞

OFFICE

2007年に設計事務所を立ち上げ、2024年5月より、心斎橋から程近い長堀通りと鰻谷南通りに面するビル「レトロ68」の1階を拠点に活動しています。1963年竣工のRC造4階建てビルを、我々がテナントビルへと再生したものであり、私たちの設計思想や活動を表現する拠点でもあります。
オフィスは、構造用合板で製作した本棚や模型の展示棚を用いて、空間を緩やかに仕切る構成とし、長堀通り側に業務スペースを、鰻谷南通り側に打ち合わせスペースを配置し、建物の両側からアクセスできる風通しの良い動線としています。
建築模型や植栽等が並ぶ打ち合わせスペースはギャラリーとしても機能しており、訪れる方とじっくり打ち合わせを重ねる場であると同時に、私たちの日常の設計風景や模型をいつでも気軽に見学していただける、街にひらかれたオフィスとなっています。

会社概要

社名
一級建築士事務所 ROOTE株式会社
所在地
〒542-0083 大阪市中央区東心斎橋1-11-4 レトロ68 101号室
Fax
06-6355-4931
業務内容
建築設計 インテリアデザイン 建築プロダクトデザイン
代表者
代表取締役 西井洋介
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