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プロダクト

建築空間へのこだわりは、必然的にディテールや素材の探求へと行き着きます。建築計画の中で、空間に調和する造作家具やキッチン、照明などのデザインにも強いこだわりを持って取り組んできました。その探求心はさらに細部へと広がり、現在では建築部材のプロダクトデザインへと展開しています。

レバーハンドルなどの花形となる金物にはすでに優れたデザインが多く存在しますが、戸当たりやノンスリップ、コーナーガード、見切りといったニッチな部材は、未だデザインの開拓が進んでいない分野です。実際の設計現場において「本当に自分が使いたいと思えるものがない」と痛感したことが、自ら開発に関わる原点となりました。

木や金属が持つ本来の素材感を引き出し、極限までノイズを削ぎ落とした精緻なディテールを重視し、空間に静かに溶け込みながらも、建築の輪郭を美しく引き締めるプロダクトを追求することで、建築を構成する細部に至るまで、強いこだわりと美意識を持って取り組んでいます。