三和ダイヤモンド

DETAIL

木造の建物に鉄骨造の建物が増築され、その後何度も増改築がなされたオフィスのリノベーションである。3階建ての建物の2・3階を改修し、元々は間仕切り壁で別れていたオフィスと厨房、食堂をワンルームの空間としている。
食堂とオフィスの間にはガラスの会議室を挿入し、厨房はカラーガラスで仕切る。これらガラスの設えや新たに挿入した階段、そして部分的に設けた床の段差といった空間を分節する要素に対し、全体的な壁の色や照明の色温度の違いといった多角的な操作を掛け合わせることで、ワンルームの開放感を確保しつつも、それぞれの領域を緩やかに仕切っている。また、ガラス張りの会議室はオーガンジーのカラーカーテンを重ね、ひだの粗密によって外部からの視線をコントロールしている。
80年におよぶ増改築の履歴をインテリアに昇華させながら、構造補強や新たな機能を挿入しつつ仕上げを施す箇所は最小限に留めることで、新旧の素材の対比と調和のバランスを計っている。

用途

オフィス

所在地

大阪市生野区

竣工

20163

区分

リノベーション

構造

木造+鉄骨造

写真

河田弘樹